イスラエル軍がシリアのイラン拠点攻撃=9人死亡、米合意離脱で緊張
【エルサレム時事】在英のシリア人権監視団によると、イスラエル軍は8日、シリアの首都ダマスカス近郊の武器庫やロケットランチャーをミサイルで攻撃した。
武器庫などはイランの精鋭軍事組織「革命防衛隊」のものとみられ、少なくとも9人が死亡したという。
トランプ米大統領は攻撃直前、イラン核合意からの離脱を発表し、イランが反発。離脱を支持するイスラエルとイランの間でも緊張が高まっている。
トランプ大統領の発表に先立ち、イスラエル軍は「シリアにおけるイラン軍の変則的活動を確認した」と表明。イランがシリア国内の拠点から、シリアと接するイスラエル北部の占領地ゴラン高原に攻撃を加える恐れがあるとみて、地元当局に避難施設を開放するよう指示した。