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トランプ大統領、米朝首脳会談「延期することも」

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 アメリカのトランプ大統領は韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領と会談し、来月12日に予定されている米朝首脳会談の開催を見送り、延期することもあるとの考えを示しました。ワシントンから岩田記者の報告です。

 米朝首脳会談については北朝鮮側が中止の可能性を示すなど揺さぶりをかけてきていたわけですけれども、トランプ大統領は、この状況にかなり苛立っているようで、普段は10分程度で終わるカメラの前での発言が今日は40分近くに及びました。

 

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 「私は時間を無駄にしたくないし、金正恩氏もそうだろう。米朝会談が開かれない可能性は大いにあるし、それでもかまわない」(アメリカ トランプ大統領

 

 トランプ大統領がもう一つあらわにしたのが、中国に対する不信感です。トランプ氏は、今月上旬に行われた金正恩キム・ジョンウン)党委員長と中国の習近平国家主席の2回目の会談の後から「北朝鮮の態度が変わった」と指摘した上で、「習主席は世界クラスのポーカーのプレーヤーだ」と述べました。つまり、習主席がポーカーフェイスで無表情を装いながら実は裏で、北朝鮮に影響を与えたことで、北朝鮮がアメリカに揺さぶりをかけるようになったのではないかと強く疑っているというわけです。

 

 一方、韓国の文在寅大統領は米朝首脳会談の実現と成功を目指しています。韓国側は、今日のトランプ氏との会談では米朝首脳会談が支障なく進むよう最善を尽くすことで合意したと発表しました。

 

 また、アメリカ側もトランプ氏の発言が強すぎたと考えたのか、ポンペオ国務長官が記者会見の時間を予定より早めて「6月12日の米朝首脳会談に向けて準備を進めている」と説明しました。

 

 トランプ氏は、非核化に応じれば金党委員長の安全を保証すると述べまして、要求に応じるよう促しましたが、本当に6月12日の首脳会談が実現するのかどうか、目が離せない状況が続きます。